FALK HABERKORN: AFTER THE GOLD RUSH, JOURNEY TO EASTERN GERMANY, FALL 2004 by Falk Haberkorn
ドイツ人フォトグラファー、ファルク・ハベルコルン(Falk Haberkorn)の作品集。もはや歴史の一ページだが、その存在は今でも其処此処に感じられる、そんな東ドイツの少し昔を再訪した旅の写真集。ベルリンの壁崩壊から15年後の2004年秋、作者は5つの新連邦州、メクレンブルク=フォアポンメルン州、ブランデンブルク州、ザクセン=アンハルト州、ザクセン州、テューリンゲン州を訪れた。1989年秋の歴史的な出来事を追悼すべく、東ドイツの建国記念日である10月7日からベルリンの壁が崩壊した11月9日にかけて作者は旧ドイツ民主共和国のあちこちを旅した。当時、既に社会主義のシステムを意識的に体験できる年齢だった作者にとっては、地元の歴史を復習する旅のようなものであったが、東ドイツという国が今でも自分にとって何らかの意味を持つかについては考えずに挑んだ実験だった。これはGDR(ドイツ民主共和国 / 東ドイツ)に暮らしてきた人々が構造的な変化にどれだけ上手に順応したか、それを視覚化することは可能かという問いにも結び付いている。そうしてこの旅は写真作品によるロードムービーへと発展した。本作は、車窓から見た、今もなお変化し続けている国の調査記録である。
by Falk Haberkorn
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¥7,480
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