GIFT by Mari Katayama

日本人アーティスト、写真家の片山真理の初作品集。9歳で両足を切断した作者は、以後手縫いの作品や自身で装飾を施した義足を使用したセルフポートレートやインスタレーションを制作。幼少期に抱いた「“普通”に溶け込みたい」という葛藤から始まり、作品を通して「自分は何者か?」という問いを可視化、アイデンティティと身体性を問いかけ続けている。本作は、作者が2005年にデビューして以来10年以上制作しつづけてきたオブジェやセルフポートレートから最新の作品までを収録し、アーティストとしての成長をクロニクル的に見せる。テキストはヨーロッパ写真美術館館長サイモン・ベーカー(Simon Baker)が執筆、デザインはサイモン・ダラ(Simon Dara)が手掛ける。本作はホワイトレインボーギャラリー(イギリス)で開催される海外初個展「Broken Heart」に伴い刊行された。第45回(2019年度)木村伊兵衛賞受賞作。

by Mari Katayama

REGULAR PRICE ¥5,500  (tax incl.)

hardcover
136 pages
210 x 297 mm
color, black and white
2019

shortlist of the Paris Photo–Aperture Foundation PhotoBook Awards 2019 - the PhotoBook of the Year Prize
winner of the 45th Ihei Kimura Prize

published by UNITED VAGABONDS