I SEEM TO LIVE - The New York Diaries. vol. 2, 1969-2011 by Jonas Mekas

リトアニアに生まれのちにアメリカへ亡命した映像作家、詩人、活動家のジョナス・メカス(Jonas Mekas)の作品集。『The New York Diaries』は代表的な文学作品かつ自伝であり、作者の映画作品と等しく重要な位置付けにある最高傑作とされている。本作は、作者がこの世を去ってから1年後に刊行された「I SEEM TO LIVE - The New York Diaries. vol.1, 1950-1969」に続く第2巻であり、完結編となる。映像作品の年代順リスト、バイオグラフィーに加え、錚々たる巨匠らが名を連ねる人名索引が収録されている。前作に続き、ニューヨークのアンダーグラウンド・アートシーンで過ごした濃密な時間が丹念に描写されている。作者が一時期暮らしていたチェルシーホテルがクリエイティビティの震源地だった1970年代から物語は始まる。

1970年にジェローム・ヒル(Jerome Hill)、P・アダムス・シットニー(P. Adams Sitney)、ピーター・クーベルカ(Peter Kubelka)、スタン・ブラッケージ(Stan Brakhage)らとともに設立した「アンソロジー・フィルム・アーカイヴズ(the Anthology Film Archives)」は、その後作者が購入した32丁目2番街の裁判所の建物で今も活動を続けている。

by Jonas Mekas

REGULAR PRICE ¥6,380  (tax incl.)

softcover
1,560 pages
160 x 215 mm    
color, black and white
2021

published by SPECTOR BOOKS