MUSEUM OF CAPITALISM

2017年から2019年にかけて、 オークランドとボストン、ニューヨークで開催された巡回展「The Museum of Capitalism」に伴い刊行された作品集。本展は、資本主義を歴史上の一現象として扱い、資本主義にまつわるリサーチや数々の展覧会、刊行物、保管されてきた重要な証言や証拠、芸術、美術・工芸品を通して「資本主義のイデオロギーや歴史、遺産に関し、現世代と将来の世代を教育すること」を目的とする。

本書は、展示品や芸術品のスケッチやレンダリングを歴史的資料に関連する引用と組み合わせ、エコロジー、人種、博物館学、歴史学、経済学、政治学の交わりにまつわる思索的なエッセイを散りばめて構成される。我々の経済・政治システムが終焉し、記念碑化され博物館学的視線にさらされることとなる一つの未来社会、その暗示的な視点から、現在と直近の過去を眺めている。

第二版である本書には、展覧会の記録や初版に収録していたテキストに加え、新たな寄稿が追加されている。

REGULAR PRICE ¥6,600  (tax incl.)

hardcover
208 pages
190 x 248 mm
color, black and white
2020

SECOND EDITION

published by INVENTORY PRESS