ROGER HILTON - NIGHT LETTERS by Timothy Bond

戦後のイギリスにおける抽象画家のパイオニアとして知られるロジャー・ヒルトン(1911–1975)は、現在は「Late Gouaches and Night Letters」として知られる作品を、イングランド南西部にあるコンウォール州のウェスト・ペンウィズのコテージで最後の2年を過ごした間に制作した。ベッドにとどまり、病気の一因となったウィスキーと煙草で主に(自分を)維持しながら、不眠症のヒルトンは1,000枚を上回るカラフルなグワッシュ(水彩画)と挿絵入りのメッセージを我慢強い妻のローズに宛てた。時には辛辣で、場合によっては非礼でありながらも、常に強く心に訴え楽しませてくれるこれらの手紙は、ヒルトンの芸術や自身の差し迫った死への思い、また日常の中で感じる苛立ちや喜び、そしてしばしば仲間や同時代のひとたちの論争の的となっている評価を記録している。本書は彼の約300点の「Night Letters and Late Gouaches」をフルカラーで再現(再版)し、これまで未公開であった多くのドローイングとグワッシュが収録されている。

by Timothy Bond

REGULAR PRICE ¥8,580  (tax incl.)

hardcover
320 pages
230 x 276 mm 
color
2009

published by AMC (ARCHIVE OF MODERN CONFLICT)