VERT by Sterling Ruby [SIGNED / NUMBERED]

アメリカ人アーティスト、スターリング・ルビー(Sterling Ruby)の作品集。2018年3月から4月にかけて、「タカ・イシイギャラリー 東京(Taka Ishii Gallery Tokyo)」で開催された展覧会に伴い刊行された。収録されている図版7点、全てが一つ一つシルクスクリーンプリントで仕上げられている。各エディションに作者のサインおよびエディションナンバー入り。詩人ゲオルク・ハイム(Georg Heym)によるテキストを収録。英語、日本語併記。

以下、展覧会紹介テキストより引用:

今回の新作では、赤とオレンジと黄色、セルリアン・ブルーと緑と茶といった感情をかきたてる不調和な配色が、冷たい白あるいは焦げたような黒の背景と組み合わされています。ボール紙や帯状の布からなるコラージュの上には指紋や筆跡が残り、激しい動作や厚く盛り上がった絵の具使いは強迫的で不穏な感覚をもたらします。

武骨ながら詩的でもある作品タイトルは、CRSS(cross: 十字、横切る)、WIDW(window: 窓)、VERT(vertical:垂直)といった略語を含んでいます。こうしたタイトルは、画面を二分割あるいは四分割しているコラージュの要素を表わすとともに、地平線、格子、旗、鉄格子、そしてとりわけこのシリーズでは窓という、作家が繰り返し用いるテーマを暗示しています。この窓のどちら側に視点があるのかは不明確です。私たちは窓から外を見ているのか、外から窓の中を見ているのか、どちらでしょうか?

「CRSS. UMBRA VITAE.」は、詩人ゲオルク・ハイムが危機に瀕した1912年の世界について天空の光景や暗い思索を記した黙示録的な詩「人生の影」にちなんだ作品です。「WIDW. MAZATEC.」は輝く空を描く一方、「VERT. BOW.」 は、嵐のあとの虹を含んでいます。不確かな未来の姿を予示しながら、内と外を行き来するこれらの心象風景は、究極的には一体性、全体性、再統合へと向かいます。

人々は道端に前のめりに立ち
天の巨大な兆しを見上げる
そこには炎の鼻をつけた彗星が
ギザギザの尖塔にじわじわと這い寄っている。

家々の屋上にひしめく星占い師たちは
夜空に望遠鏡を突き刺し
屋根裏部屋の窓からは魔術師たちが
闇に身を乗り出して一つの星を呼び出している。

ゲオルク・ハイム「生の影」(1912年)より冒頭の2節

7 silkscreens on paper, printed by Edition Works. Each edition is numbered and signed by the artist, with text by Georg Heym (English and Japanese).

by Sterling Ruby

REGULAR PRICE ¥110,000  (tax incl.)

hardcover
38 pages
260 x 322 mm
color
limited edition of 200 copies
2018

SIGNED & NUMBERED BY STERLING RUBY

published by TAKA ISHII GALLERY

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