WALTER DE MARIA: SCULPTURES by Walter De Maria

アメリカ人の彫刻家、音楽家、ウォルター・デ・マリア（Walter De Maria）の作品集。2012年3月から5月にかけてローマのギャラリー「ガゴシアン（Gagosian）」で開催された展覧会に伴い刊行された。

作者は、数学的原理に基づいてフォルムを配列することで、ミニマリズム、コンセプチュアルアート、ランドアートが交差する領域で活動し、ギャラリー空間の限界に注目を集め、身体的認識を優先させ、作品内容を鑑賞者のなかに位置づけた。本書は、彫刻作品3点「5-7-9」 (1992/1996年)、「Large Rod Series: Circle/Rectangle 11」（1986年）、「13-Sided Open Polygon」（1984年）に焦点を当てている。それぞれの作品は、作者の過去50年間における主要なシリーズである。

本書は、スイス人キュレーターのラース・ニトヴェ（Lars Nittve）による二部構成のエッセイ、各作品の解説文、27部作からなる彫刻作品3点の略歴、厳選された展覧会歴史を英伊バイリンガルで収録する。