WOMEN IN REVOLT!
社会と政治が激変した1970年代から80年代にかけて活躍した女性アーティストたちが手がけた作品の豊かさと多様性を探求する一冊。2023年11月から2024年4月までロンドンの「テート・ブリテン(Tate Britain)」開催されている展覧会に伴い刊行された。
絵画、ドローイング、彫刻、パフォーマンス、映像、写真など、幅広い表現手段を使って制作された作品を網羅した本書は、メインストリーム文化において女性のニーズがいかに疎外されていたかを考察し、医療へのアクセスや階級闘争、生態系破壊による被害、人種差別、女性差別まで、現代に生きる鑑賞者の琴線に触れる問題に、アーティストたちがラディカルなアイデアや手法を使ってどのように立ち向かったかを明らかにする。
フェミニスト映画の配給、黒人や南アジア系女性アーティストの認知度、悪名高い法律「セクション28(地方自治法28条 / Section 28)」とエイズの流行、グリーナム・コモン空軍基地と平和運動、パンク、フェミニズム、アートの交差点など、様々なテーマについて書かれたエッセイは、後世に道を拓き、最終的にはイギリス文化の様相を変えた女性たちからなる、高度に創造的で、積極的に政治に関与し、断固とした意志を持ったコミュニティの多様性を讃えている。
「テート」ギャラリー現代英国美術キュレーター、リンゼイ・ヤング(Linsey Young)が編集を担当。
REGULAR PRICE
¥9,350
(tax incl.)