STRIP PAINTINGS by Gerhard Richter

ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。本作は、作者の連作「 Strip Painting」シリーズからセレクトした作品を収録、大きな判型で贅沢な仕様となっている。2012年にNYのギャラリー「Marian Goodman Gallery」で開催された展覧会に伴い刊行された。ドイツ人美術史家のベンジャミン・H・D・ブクロー(Benjamin H.D. Buchloch)による2つのエッセイ『Gerhard Richter: Glass Insurrection』『The Chance Ornament: Painting Progress Painting Loss』を収録。前者では「Standing Glass Panels」(2002-2011)シリーズについて、後者では「Strip Painting」について言及し、どちらの文章もガラス、金属パネル、デジタル印刷など様々な素材に対する作者の興味に新たな光明を見出し、またその素材は「Strip Painting」がイメージの制作という観点において偶然性を持つ役割というものを広く探求しており、それ自体が創造性のある過程と共にある。本作品群に関し、作者はデジタル時代において関連性のある一媒体として絵画やその位置付けに対し疑問を投げかける。マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)の作品「大ガラス(Large Glass)」(1915-1923)のような他作家が大胆に素材を使用した作品や、作者自身が手がけた過去の作品のうちカラーチャートのように作られたものを反映した今回の一連の作品群は、視覚芸術という分野ですでに大きく貢献できている一人の作家であることを示している。

by Gerhard Richter

REGULAR PRICE ¥10,000

hardcover
56 pages
270 x 405 mm
color
2012

published by MARIAN GOODMAN GALLERY