LYGIA PAPE by Lygia Pape (2018)

ブラジル人ヴィジュアル・アーティストであるリジア・パペ(Lygia Pape)の作品集。2018年秋にニューヨークのギャラリー「ハウザー&ワース(Hauser & Wirth)」で開催された個展に伴い刊行された。

ブラジルで最も著名な現代美術家である作者は、1950年代後半における「ネオ・コンクリート・アート・ムーブメント(Neo-Concrete movement)」を立ち上げた人物の一人であり、観る者の知覚的な体験を最も重要視し作品を制作してきた。本書は、彫刻から版画、絵画、インスタレーション、映像作品に至るまで、作者の数々の作品群を豊富に収録し、とりわけ「Tecelares」(1952-59年)、「Ttéias」(2003年)、「Amazoninos」(1989-2003年)等のシリーズに焦点を当てている。

本書の装丁はアートディレクターでありデザイナーのダミアン・サージアン(Damien Saatdjian)が手がける。作者の娘であるポーラ・パぺ(Paula Pape)、キュレーターのパウロ・ヘルケンホフ(Paolo Herkenhoff)、詩人のフェレイラ・グラール(Ferreira Gullar)らとの対談、加えて美術史家であるアレキサンダー・アルベロ(Alexander Alberro)による書き下ろしテキストを収録。今回掲載されている作品を中心に、多感覚的な芸術を深く探究している。

by Lygia Pape

REGULAR PRICE ¥9,900  (tax incl.)

hardcover
141 pages
248 x 327 mm
color
2018

published by HAUSER & WIRTH