OBJECT SCULPTURE, 1960-1965 by Robert Morris

アメリカ人アーティスト、ロバート・モリス（Robert Morris）の作品集。ミニマル、ポストミニマル、コンセプチュアル・アートの歴史における重要人物である作者が、1960年から1965年にかけて制作した約100点の「オブジェクト・スカルプチャー」（当時は「プロセス・タイプ・オブジェクト」と呼ばれた）を収録。プラーク（壁掛け）、コンテナ（容器）、補助もしくは模造された木製の既製品、スカルプメタル、鉛の作品で構成されている。

本書は作品の記録写真と共にインタビューを掲載し、アメリカで最も重要なアーティストの一人である作者のキャリアにおいて注目すべき初期段階における、重要かつ独特であるその視点を存分に見せる一冊であり、複雑でありながら一貫した作品群として「オブジェクト・スカルプチャー」に焦点を当てている。

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館のシニア・キュレーターであり、インスティテュート・オブ・ファイン・アーツ・ニューヨーク大学の兼任教授を務めるジェフリー・ワイス（Jeffrey Weiss）による著作。