PARIS 11-15TH NOVEMBER, 2015 by Paul Graham

イギリス人フォトグラファー、ポール・グラハム(Paul Graham)の作品集。2015年11月13日未明に発生したパリ市街と郊外での同時多発テロの際、作者は奇しくもパリ市内に滞在していた。アパートの一室にパートナーと幼い子供と共に避難していた作者は、街中に漂う息が詰まるような緊張感を感じ取り、アパートの一角や窓から覗く屋外の景色を何枚にもわたりフィルムに焼き付けた。写真に写し出されるわずかな光の移ろいや影の変化からは、屋外で起こった悲惨な出来事はその断片さえも読み取ることが出来ない。しかし危険とはほど遠い穏やかな日常や、慣れ親しんだものへの図り知れないほどの切望が一連の写真を覆う。

by Paul Graham

REGULAR PRICE ¥5,830  (tax incl.)

hardcover
88 pages
color
180 x 260 mm
2016

winner of the Deutsche Börse Photography Foundation Prize 2009

published by MACK