148 OBLIQUE DRAWINGS by Serban Ionescu
ニューヨークを拠点として彫刻、絵画、デザイン、建築の領域を跨ぎ活動するルーマニア出身アーティスト、セルバン・イオネスク(Serban Ionescu)の作品集。
「
しかしながら、ここにはこれがあります。以前よりもずっと良くなりました... オブジェクトの永続性を試すための壮大な構造の提案です(ですから、時折、月も留まります)。」
本書は、読者を作者のスケッチブックに誘い込み、作者とその友達や家族の力を借りて書かれた詩とともに、遊び心と建築的精神にあふれた作者の活気ある作品を収録している。本書は、2020年から2023年までの作者による日々のドローイングの実践から生まれた一連のイメージをまとめており、この作品群は「同じ定規、同じサイズの紙、そして水彩の流れ」という要素に基づいて制作されたものである。
加えて、アメリカ人アーティストでありデザイナーのケイティ・スタウト(Katie Stout)、韓国人デザイナーのミンジェ・キム(Minjae Kim)、アメリカ人フォトグラファーのトッド・セルビー(Todd Selby)、アメリカ人作家のドディ・ベラミー(Dodie Bellamy)、アメリカ人アーティストのカウズ(KAWS)、アメリカ人ミュージシャンのスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)、ドイツ人アーティストの
ステファン・マルクス(Stefan Marx)など、アーティストやクリエイター仲間が各作品を名付け、これらの作品は、作者が「何かしらの優美な屍骸/フランケンシュタイン・ファウンド・ポエム」と呼ぶものに組み込まれ、本書の原動力にもなっている。本書は、想像力を働かせるものであり、読者を偶然と革新の過程に引き込む。本作は、作者と「APARTAMENTO」との長年の関係が自然に発展したものであり、『APARTAMENTO』の第24号での特集から始まり、2021年に作者の初の作品集『A THING ON A TABLE IN A HOUSE』の出版を含む数々のコラボレーションでより固く結びつけられた。