THE DAY MY MOTHER TOUCHED ROBERT RYMAN by Stefan Sulzer [THIRD EDITION]

ドイツ人アーティスト、ステファン・ズルツァー(Stefan Sulzer)の作品集。

本書には、作者の母親が、アメリカ人アーティストであるロバート・ライマン(Robert Ryman)の白い絵を見にニューヨーク州ビーコンにある「ディア芸術財団(Dia Art Foundation)」を訪れたときの話が書かれている。実際にライマンの絵画を前にした母親は、それがあまりにエレガントでシンプルなことに気分を害し、ゆっくりとしかし思い詰めた様子で一枚の絵を撫でた。作者は、この物語とライマンの作品に関する記述や情報を組み合わせることで、芸術の分析的・感情的な受容について極上の詩的な語りを作り出している。

本書のデザインには、ライマンが自身の作品で用いた戦略が借用されている。空白を過剰に用いることによって生まれる密閉された精緻な物体は、「ページの余白についてマラルメ(詩人のステファヌ・マラルメ)は、印刷の黒が意味する激しさを和らげる空隙として語った」という本文中の記述と結びついている。

かつて抽象画家であるアド・ラインハート(Ad Reinhardt)が言ったように、「芸術の終わりは終わりではない

by Robert Ryman , Stefan Sulzer

REGULAR PRICE ¥3,080  (tax incl.)

softcover
168 pages
110 x 175 mm
black and white
edition of 1,000 copies
2023

THIRD EDITION

published by EDITION TAUBE