DIARIO DE PLANTAS 1&2 by Gabriel Orozco

メキシコ人アーティスト、ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco)の作品集。2021年11月9日から2022年4月20日にかけて、東京とアカプルコで33冊のノートブックに制作された724点のドローイングを収録した一冊。

2021年11月9日、作者はとある一枚の葉に心を打たれた。作者はその葉と、念の為もう6枚をポケットにしまい、日記にそのスケッチを描いた。2022年4月20日、作者は724点の花びらや葉、苞、針状葉など、足元にあったありとあらゆる植物の類を描いた。本書では東京とアカプルコで制作された作者による33の植物日記を原寸大で再現し、生物図鑑が持つダイアグラム的かつ幾何学的リアリズムから、葉そのもので表現された、花咲くような有機的な印象主義へと変わりゆくフィギュレーションの発展を辿る。聖書で用いる紙に印刷し、スリップケースに収められたこの二冊を通じて、作者は18世紀的な植物紀行というジャンルを新たな方向へと導いた。スウェーデンの博物学者、生物学者、植物学者であるカロルス・リンナエウス(カール・フォン・リンネ / Carolus Linnaeus / Carl von Linné)やその仲間のナチュラリストな紳士たちによる、全知的で世界を有限とした百科事典的知識と引き換えに、詩人フランシス・ポンジュ(Francis Ponge)が「レートル・ヴェジェタル(植物的存在)」と呼んだものへアプローチできる魔法を手にしたのである。

2023年5月から6月にかけてニューヨークのギャラリー「マリアン・グッドマン(Marian Goodman)」にて本シリーズの展覧会が開催され、Free Arts NYCによる「Creative Lab」プログラムの参加者に向けたワークショップも行われた。

by Gabriel Orozco

REGULAR PRICE $102.00

2 hardcover books in a slip case
1040 + 424 pages
165 x 223 mm
color
limited edition of 2,000 copies
2023

published by ZOLO PRESS