GLOUCESTER by Dike Blair, Edward Hopper

ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、ダイク・ブレア(Dike Blair)と、同じくアメリカ人アーティストのエドワード・ホッパー(Edward Hopper)の作品集。本作は一世紀の年月を経て描かれた、美しいマサチューセッツ州の街並みのポートレートである。19世紀後半から20世紀初頭にかけ、アメリカの漁業の中心地だったマサチューセッツ州の沿岸都市グロスターは、著名なアメリカの画家や作家たちに好まれる夏のリゾート地となっていた。アーティストのウィンズロー・ホーマー(Winslow Homer)、チャイルド・ハッサム(Childe Hassam)、セシリア・ボー(Cecilia Beaux)や詩人のT・S・エリオット(T.S. Eliot)なども訪れていた地である。グロスターを訪問した若きホッパーはその荒々しい海岸線の誘惑から逃れ、むしろ住宅や灯台、街並みを情緒ある水彩画として描いた。

本書では、美術史学者であるロバート・ホッブス(Robert Hobbs)がこの1920年代の作品群を再考しつつ、ブレアが100年後にこの小さな漁業の町を中心として新たに作り出した作品群と並べて検討する。

by Dike Blair , Edward Hopper

REGULAR PRICE ¥7,700  (tax incl.)

hardcover
112 pages
260 x 311 mm
color, black and white
2022

published by KARMA