MATINEE by Dike Blair

ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、ダイク・ブレア(Dike Blair)の作品集。2024年6月から10月にかけてニューヨーク州ナイアックの「エドワード・ホッパー・ハウス博物館(Edward Hopper House Museum & Study Center)」で開催された展覧会に伴い刊行された。

本書は、作者とエドワード・ホッパー(Edward Hopper)を結びつけた、現在も発展途上である研究に基づくものである。映画から着想を得たホッパーのタブロー(tableaux / 絵画描写)と作者のミザンセーヌ(Mise en scène / 舞台や映画の演出)はいずれも、光が、荒涼とした室内に不気味な蒼白さを落としたり、半分酔ったようなグラスの唇を照らしており、光そのものがまるで登場人物のようである。本作は、ほのかに光り、限界的な映画が持つ空想的な文脈の中で、二者の「リアリズム」を我々に提示している。

作者とキュレーターのヘレン・モールスワース(Helen Molesworth)との対談を収録、ホッパーの絵画作品『ニューヨークの映画館New York Movie)』(1939年)を起点として語る。

by Dike Blair

REGULAR PRICE ¥6,050  (tax incl.)

hardcover
72 pages
168 x 232 mm
color
2024

published by KARMA