MINIATURE GIRAFA CHAIR by Lina Bo Bardi
ブラジルの歴史において最も重要な建築家の一人であるイタリア人建築家、リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)の1/6のミニチュアサイズの「Girafa Chair」。
バラウナ工房が製作した、1/6のミニチュアサイズの「Girafa Chair」は、構造、素材を含めオリジナルに忠実に再現されている。
「Girafa Chair」は、ブラジルのサルヴァドールにあった「ベナンの家(Casa do Benin)」のレストランのためにデザインされた。「ベナンの家」とは、アフリカのベナン共和国出身者が多いサルヴァドールにある、リナ・ボ・バルディが設計を手がけた施設である。キリンのようなフォルムとアフリカにちなんで、「Girafa chair」と名付けられている。「Girafa」と名付けられたこのシリーズの最初の作品はチェアであり、その後、ハイチェア・スツール、エンブロイダラー(刺繍職人のための椅子) と発展した。このチェアは、ニューヨーク近代美術館(MoMA) の永久収蔵品に含まれています。
1986年、マルセロ・フェハス(Marcelo Ferraz)、マルセロ・スズキ(Marcelo Suzuki)、リナ・ボ・バルディ(Lina Bo Bardi)は、「ベナンの家」のレストランや「グレゴリオ・デ・マトス劇場(Teatro Gregório de Mattos)」など、サルヴァドールでの一連の プロジェクトに取り組んだ。彼らは、オープンしたばかりの家具製作所「バラ ウナ(Baraúna)」で自分たちのプロジェクト用にオリジナルの家具を製作した。最初の試みとなったのは、アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)とフィンランドにある1930年代に建設された「パイミオ療養所(sanatório de Paimio)」の家具からインスピレーションを受けスタートした。植物や木材への造詣が深かった作者は、合板ではなくブラジル産の無垢材を採用している。
※材質上、実物は色や木目が掲載画像と若干異なります。