SUBJECT TO REVERSAL by Alex Katz

アメリカ人アーティスト、アレックス・カッツ(Alex Katz)の作品集。2008年6月から8月に「リチャード・グレイ(Richard Gray Gallery)」で開催された展覧会に伴い刊行された。キュレーターであるダイアナ・トゥイト(Diana Tuite)によるエッセイを収録。

作者は本展において、豊かな色彩と洗練された肖像画を特徴とする自身のスタイルの限界に挑んだ。妻のエイダや息子のヴィンセントなど作者のモデルとしてよく知られる人物が多く登場しているが、作者はあの独特な無表情を描かず、意地悪くも彼らの後頭部だけを我々に見せている。鑑賞者にとってこの表裏逆のポートレイト・プロジェクトは、距離感と冷淡さを強く感じさせられると同時に、作者とモデルの間にある親密さを示すものとなっている。鑑賞者は、まるで覗き見をしているような状態となる。

本展では、精細に描いた木炭のドローイングから、色と光を直観的かつジェスチュラルにオイル・オン・ボードでとらえたスケッチ、実物以上の大きさで制作された見事なキャンバス絵画など多岐にわたる18点の作品が紹介され、作者の制作におけるメソッドの全体像を明らかにする。

by Alex Katz

REGULAR PRICE ¥4,950  (tax incl.)

softcover
42 pages
195 x 252 mm
color
2008

published by RICHARD GRAY GALLERY