WARHOL WOOL GUYTON by Andy Warhol, Christopher Wool, Wade Guyton
アメリカ人アーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が、クリストファー・ウール(Christopher Wool)とウェイド・ガイドン(Wade Guyton)の作品に与えた影響を辿る作品集。本書において、3人のアーティストが用いた画期的な印刷プロセスが、抽象と具象の間を揺れ動く絵画の多様性を一つにつなぐ概念的な「糸」として機能している。グレン・オブライエン(Glenn O’Brien)がエッセイを寄稿している。
ウォーホル後期の抽象絵画に加え、現代を代表する2人のアーティスト、ウールとガイドンの絵画作品を収録。1978年から2010年にかけて、別々の時期に相次いで制作された作品群は、戦後の抽象絵画の言語を彷彿とさせる曖昧なしるしや表情豊かなジェスチャーなど、形式的な共通点を持つ。ウールとガイドンが用いるコンピューターを使った印刷技術は、2人の先駆者であるウォーホルが20世紀半ばに最初に作り出した体系的なシルクスクリーン印刷のプロセスから自然に発達したものである。2人のアーティストは、それぞれが高度な専門知識を要する多様な手法を駆使して、抽象と具象の間を揺れ動きながら見る者の想像をかき立てる絵画を生み出している。
本書は2016年11月から2017年1月にアメリカ・ニューヨークのギャラリー「Nahmad Contemporary」で開催された同名の展覧会に伴い刊行された。
EXHIBITION:
アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
会期:2022年9月17日(土)- 2023年2月12日(日)
時間:10:00-18:00 月曜(但し祝日の場合は開館)・年末年始休館
開催場所:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
詳細
※本展は終了いたしました