ASIA ISSUE 02
プレオーダー *11月入荷予定
パリを拠点に年一回刊行される、アジアをめぐる写真誌の第2号。そこに暮らす人と、通り過ぎる人のまなざしを通して、この地域の親密さと矛盾をすくい上げる。2026年10月下旬刊行の2号目となる本号には、8名の写真家が参加している。
マーク・シュタインメッツ(Mark Steinmetz)が巡るのは、2017年の香港と深圳、2018年のキルギスとウズベキスタン。中国南部の工業都市と、中央アジアの農村風景が出会う。スティーブン・ショア(Stephen Shore)は2009年、アブダビに3日間滞在した。40年で築かれ、いまだ完成しない都市。祈祷用の敷物の端に揃えられたサンダル、路肩に捨てられた革のソファ、閉じたシャッターの前に出されたオフィスチェアとスツール。人の姿はほとんどなく、去ったばかりの気配だけが残る。
パレスチナ系アメリカ人の写真家アダム・ルハナ(Adam Rouhana)は、2025年から8×10の大判カメラでパレスチナの人々のポートレイトを撮り続けている。カメラをまなざす人々は、戦争のさなかで笑みを浮かべている。そこでは今も、生が営まれている。東日本大震災を経験し、宮城で制作を続ける志賀理江子は、2026年10月31日に青森県立美術館で開幕する個展「なぬもかぬも」にもつながる作品を寄せた。15年を経ても、震災は終わっていない。
2025年にイギリスの出版社「MACK」から写真集『DISTRIBUTION』を刊行したダニエル・シェア(Daniel Shea)は、建物、建設現場、樹木をあらゆるスケールで捉える。クリス・ローズ(Chris Rhodes)は二つの季節に日本を旅し、日常の内側に見慣れないものを見出す。
グアンユー・シュー(Guanyu Xu)は、移民の暮らす家を、住人の持ち物とアーカイブ画像によるインスタレーションに変え、撮影する。2025年冬、台北の寮の一室にて、ジャン・ヨウイ(John Yuyi)はiPhoneの光が壁に落とす影が膨らんでいくのを見つめる。飲み残されたタピオカミルクティーが、ささやかな怪談になる。
本誌は、編集長・発行人・上岡巧、アートディレクションとデザインをリ・モハン(Menghan Li)が担当する。
Available for pre-order now. *It will be shipped in November.
asia is edited and published by Ko Ueoka, with art direction and design by Menghan Li, and will be released annually from Paris.