AUTOBIOGRAPHY N.8 by Micah Lexier

イタリアの出版社「TONINI EDITORE」が、毎月一人のアーティストにフィーチャーし発行するシリーズ、『AUTOBIOGRAPHY』の第8号。デザイン、ページ数が統一された中でアーティストたちは自伝的なテーマをテキストあるいはイメージによって表現している。

第8号は、カナダ人アーティスト、キュレーターのマイカ・レクシエ(Micah Lexier)。作者は、木、コイン、布、ドローイング、写真、ネオン、版画、ホログラフィー、音、スチールのレーザーカット加工、アルミニウムのウォータージェット加工、ガラス、活版印刷など、さまざまな素材を用いて制作している。作者のプロジェクトは、マルチプル作品から大規模な公共彫刻作品など、多岐にわたる。

本作は、イメージもテキストもドローイングもなく、各ページの左面に連続した穴のみが開いており、裏面には奥付が記述されている。切り離し用の目打ち穴があるため、それぞれのページを破り、再構成できる仕様となっている。作者は、「穴」を自身の制作活動の主題の一つとして位置づけている。

各号のアーティストの選定は、コレクターであり「coleção moraes-barbosa」を主催するペドロ・バルボーザ(Pedro Barbosa)、美術史家のアレックス・ベーコン(Alex Bacon)、ギャラリー「Studio Guenzani」を主宰するクラウディオ・グエンザーニ(Claudio Guenzani)、アーティストであり作曲家、タイポグラファーのミシェル・ロンバルデリ(Michele Lombardelli)、作家であり研究者、インドの「コーチ=ムジリス・ビエンナーレ」の発起人でもあるシュウェタル・アシュヴィン・パテル(Shwetal Ashvin Patel)、コレクターであり学者のクリストフ・シファーリー(Christoph Schifferli)、「homonymous publishing house」のディレクター、ヴァレンティノ・トニーニ(Valentino Tonini)らが務める。

by AUTOBIOGRAPHY , Micah Lexier

REGULAR PRICE ¥3,300  (tax incl.)

softcover
64 pages
120 x 170 mm
black and white
limited edition of 500 copies
2022

published by TONINI EDITORE