フランス発、2017年に創刊したグラフィックデザイン誌『
レヴュ・フェール(REVUE FAIRE)』。本誌は、ヨーロッパ全体、殊にフランスにおいて、グラフィックデザインの形態と活動にまつわる分析に特化した批評的な刊行物が少ない現状を嘆き、鑑みて作られた。グラフィックデザインスタジオ「Syndicat」と出版社「Empire」を主宰するデザイナー・デュオ、サシャ・レオポルド(Sacha Léopold)とフランソワ・ハーヴェゲール(François Havegeer)によって創刊、15冊を1シーズンとして発行している。
第49号は、アメリカ人コンセプチュアルアーティスト、ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)を特集し、「
We Are Ships at Sea, Not Ducks On a Pond.」をタイトルに掲げる。
ローレンス・ウェイナーによるグラフィックデザインは、グラフィック・デザイナーたちを常に魅了してきた。「
ウェイナーの作品がグラフィックデザイナーを惹きつける要因は、いかなる説明も必要とせずに言葉を提示するという、揺るぎないあっけらかんとしたその手法にある。」* しかし、本誌内でのテキストでは、ウェイナーのグラフィックデザインやタイポグラフィの用法に関するさまざまな意見を用いてあえて比較分析をおこなっている。
ウェイナーが用いる形式的な言語を基にして紹介するその歴史とともに、ブックデザインを中心に活躍するグラフィックデザイナーのリンダ・ファン・ドゥールセン(Linda Van Deursen)と現代アーティストのノラ・トゥラート(Nora Turato)への2つのインタビューを掲載。ウェイナーが創り出し遺した不朽の作品に寄せる思いを語る。
フランス語、英語併記。
記事:『Revue Faire』:言行一致のグラフィックデザイン誌(The Graphic Design Review)
REVUE FAIRE – TO LOOK AT THINGS #49: LAWRENCE WEINER: WE ARE SHIPS AT SEA, NOT DUCKS ON A POND
by Lawrence Weiner , REVUE FAIRE
REGULAR PRICE
¥2,750
(tax incl.)