ANNI AND JOSEF ALBERS by Lake Verea
20世紀を代表するドイツ人テキスタイルアーティスト、アニ・アルバース(Anni Albers)と夫であり抽象画家、教育者のヨゼフ・アルバース(Josef Albers)の遺品を撮影した作品集。撮影は、メキシコ出身の写真家の二人組、レイク・ヴェレア(Lake Verea)が手がけた。
2人はドイツのデッサウとベルリンにあった芸術学校「バウハウス」の生徒である。1933年に二人はともにアメリカに亡命し、その後「ブラックマウンテン・カレッジ」、そしてコネチカット州べサニーに辿り着いた。テキスタイルアートと絵画や色彩理論で、互いに独立した作品群を残し、後世に影響を与えた。
バウハウスで活躍した2人は、カップルとしてもよく知られている。数々の有名な作品、教師、お手本として影響を与えた2人は、両者の人生と活動の証である。本書は、作者らが個人的に残したものをレイク・ヴェレアによって撮影されたものを収録している。レイク・ヴェレアは「アニ & ヨゼフ・アルバース財団」と協力し、財団の所蔵品から芸術的創造の物質的・知的痕跡を追跡している。バウハウスの同僚と交わした手紙、絵具チューブ、布の繊維が鮮明に臨場感あふれる描写で記録。これらのオブジェは想像の翼をはためかせて、そこには、20世紀の美術史に貢献した芸術家たちの手による、モノ、会話、思考回路を伺うことができる。
EXHIBITION:
ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室
会期:2023年7月29日(土)- 11月5日(日)
休館日:月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
時間: 9:30-17:00
開催場所:DIC川村記念美術館
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