PHILIPPE PARRENO by Philippe Parreno (STERNBERG PRESS)

現代のフランス美術を代表するアーティスト、フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)の作品集。2010年6月から9月にかけてニューヨークの「バードカレッジ・センター・フォー・キュラトリアル・スタディーズ(the Center for Curatorial Studies at Bard College)」で開催された展覧会に伴い刊行された。展覧会は、作者の4つの回顧展に付随しており、「チューリッヒ美術館(Kunsthalle Zürich)」での開催を皮切りに、パリの「ポンピドゥー・センター(the Centre Pompidou)」、ダブリンの「アイルランド現代美術館(Irish Museum of Modern Art)」を巡回している。

マリア・リンド(Maria Lind)によるキュレーションのもと開催された本展は、政治家ロバート・フランシス・ケネディ(Robert F. Kennedy)の葬列を再解釈した『June 8, 1968』(2009年)、ダグラス・ゴードン(Douglas Gordon)との共同監督作品であるサッカー選手を追った一作『ジダン 神が愛した男(英題 Zidane: A 21st Century Portrait)』(2006年)をはじめ、『Anywhere Out of the World』(2000年)、作者とピエール・ユイグ(Pierre Huyghe)がアンリー(Annlee)という日本の漫画キャラクターの権利を買い取ったプロジェクト『No Ghost, Just a Shell』(1999年-2002年)など、作者の映像作品や共同プロジェクトが収録されている。アンリーの権利は会期中に、架空の裁判が行われ、再考された。その中で、アンリー、作者本人、ピエール・ユイグ、マリア・リンド、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)、リアム・ギリック(Liam Gillick)、クレア・ビショップ(Claire Bishop)らが証人となった。

EXHIBITION:

フィリップ・パレーノ:この場所、あの空
会期:2024年6月8日(土)- 12月1日(日)
休館日:年中無休
時間: 9:00 - 17:00
開催場所:ポーラ美術館 展示室1、2、5および屋外
詳細

by Philippe Parreno

REGULAR PRICE ¥2,750  (tax incl.)

softcover
44 pages
120 x 185 mm
color, black and white
2010

published by CCS BARD

published by STERNBERG PRESS