PHILIPPE PARRENO by Philippe Parreno (JRP|EDITIONS)
現代のフランス美術を代表するアーティスト、フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)の作品集。2009年6月から9月にかけてパリの「ポンピドゥーセンター(Centre Pompidou)」で開催された展覧会に伴い刊行された本書は、1980年代の終わり以降に制作された作品を包括的に紹介する。
記憶、存在、リアルタイム、ナレーションといった不確実な課題を探り、初期のパフォーマンスから映像作品、例えばダグラス・ゴードン(Douglas Gordon)との共同監督作品『ジダン 神が愛した男(英題 Zidane: A 21st Century Portrait)』(2006年)、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)とのスペクタクル作品『Il Tempo del Postino』(2007年)まで、多様な作品群を網羅する。
キュレーターであるクリスティン・マセル(Christine Macel)が、編集者でありコンサルタントのカレン・マルタ(Karen Marta)とともに編集を担当。初めて完全なる作品リストと来歴をまとめ、図版と解説がふんだんに添えられている。キュレーターのマリア・リンド(Maria Lind)、作家のシャルル=アルセーヌ・アンリ(Charles-Arsène Henry)、キュレーターのエンリケ・フンコサ(Enrique Juncosa)、キュレーターのベアトリクス・ルフ(Beatrix Ruf)、哲学者のサイモン・クリッチリー(Simon Critchley)らによる評論と小説的なテキストも収録。デザインはM/M (Paris) が手がける。
EXHIBITION:
フィリップ・パレーノ:この場所、あの空
会期:2024年6月8日(土)- 12月1日(日)
休館日:年中無休
時間: 9:00 - 17:00
開催場所:ポーラ美術館 展示室1、2、5および屋外
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