YOU CAN GO ANYWHERE – THE JOSEF AND ANNI ALBERS FOUNDATION AT 50
「ヨゼフ・アンド・アニ・アルバース財団」設立50周年を記念して刊行された作品集。この財団の活動に貢献した世界中の人々によって書かれた大規模なエッセイシリーズを通じて、財団が長年にわたってアルバース夫婦の遺産をどのように受け継いできたかを明らかにする1冊。数多の図版を収録した本書は、財団が海外の美術館に寄贈した、めったに表に出ることのなかった未公開作品を含む多くの作品群に捧げている。財団の歴史を調査する序論にはじまり、建築家のマニュエル・ヘルツ(Manual Herz)や森俊子、デザイナーのポール・スミス(Paul Smith)やクリストファー・ファー(Christopher Farr)、キュレーターや美術館館長、スタッフなど、財団の活動に貢献した世界中の人々による幅広いエッセイを収録。また、オランダ人写真家のイワン・バーン(Iwan Baan)、イタリア人写真家のジョヴァンニ・ハンニネン(Giovanni Hänninen)、パナマ人写真家のソフィア・ヴェルズボロヴスキス(Sofia Verzbolovskis)による写真や、アーカイブ資料、アルバース夫妻による作品など、豊富な図版が掲載されている。
2005年には、財団はセネガルで医療サービス、教育、農業、文化プログラムを通じて地域社会を支援する人道団体「ル・コルサ(Le Korsa)」の設立を支援した。本書に収録されている「ル・コルサ」に関するエッセイは、美術界、公共機関、慈善活動家にきっとインスピレーションを与えるに違いない。
EXHIBITION:
ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室
会期:2023年7月29日(土)- 11月5日(日)
休館日:月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
時間: 9:30-17:00
開催場所:DIC川村記念美術館
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