AUTOBIOGRAPHY N.2 by Nathalie Du Pasquier
イタリアの出版社「TONINI EDITORE」が、毎月一人のアーティストにフィーチャーし発行するシリーズ、『AUTOBIOGRAPHY』の第2号。デザイン、ページ数が統一された中でアーティストたちは自伝的なテーマをテキストあるいはイメージによって表現している。
第2号は、イタリアを拠点に活動するフランス人アーティスト、ナタリー・ドゥ・パスキエ(Nathalie du Pasquier)。1981年に結成された多国籍からなるデザイナー集団「メンフィス」の創設メンバーとして知られる作者は、テキスタイルやターン、ラグや家具等の家具に到るまで様々なデザインを手がけるだけでなく、ペインターとして活動してきた。本書では、そのキャリアと創造性の奥行きを垣間見ることができる。
各号のアーティストの選定は、コレクターであり「coleção moraes-barbosa」を主催するペドロ・バルボーザ(Pedro Barbosa)、美術史家のアレックス・ベーコン(Alex Bacon)、ギャラリー「Studio Guenzani」を主宰するクラウディオ・グエンザーニ(Claudio Guenzani)、アーティストであり作曲家、タイポグラファーのミシェル・ロンバルデリ(Michele Lombardelli)、作家であり研究者、インドの「コーチ=ムジリス・ビエンナーレ」の発起人でもあるシュウェタル・アシュヴィン・パテル(Shwetal Ashvin Patel)、コレクターであり学者のクリストフ・シファーリー(Christoph Schifferli)、「homonymous publishing house」のディレクター、ヴァレンティノ・トニーニ(Valentino Tonini)が務める。