HANDLE WITH CARE: UNPACKING A BULKY TABLE / Bauhaus Paperback 24 by Stiftung Bauhaus Dessau
「BAUHAUS PAPERBACK」シリーズ第24作。日用品が美術館のコレクションに加えられたらどうなるだろう。バウハウスのデザイナーであり移民のマルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer)が1936年にロンドンのイソコン・ファニチャー・カンパニー(Isokon Furniture Company)のためにデザインしたテーブルは、今ではヴィクトリア&アルバート博物館のバウハウスコレクションの一部となっている。本書はこのテーブルをテーマに、バウハウス・デッサウ校大学院の研究・キュレーションプログラムで実施された事例研究をまとめた一冊。一般的に芸術とデザインの歴史においては対象がどの様式に分類されるかを重視するものだが、バウハウス研究室の生徒たちはこれに替わるアプローチとして、素材の物語、社会的慣習、ものが個人の所有物から美術館の収蔵品になるまでに通過する商品化と所有の様々なフェーズを精査した。同研究室はものが体現している社会的存在の様々な状態を批判的に分析している。
by Stiftung Bauhaus Dessau
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