AUTOBIOGRAPHY N.5 by Patrick Tuttofuoco
イタリアの出版社「TONINI EDITORE」が、毎月一人のアーティストにフィーチャーし発行するシリーズ、『AUTOBIOGRAPHY』の第5号。デザイン、ページ数が統一された中でアーティストたちは自伝的なテーマをテキストあるいはイメージによって表現している。
第5号は、ミラノを拠点に活動するイタリア人アーティスト、パトリック・トゥットフオコ(Patrick Tuttofuoco)。作者の作品は人と人、また、その人が居住する環境を変化させる力との対話を紡いでいる。その作品は、モダニズムとポップを融合させ、人間を存在のパラダイム、型、現実の測定単位として具象から抽象へと追い込む。本作は2021年9月から10月にミラノの「Schiavo Zoppelli Gallery」で写真家のクラウディア・フェッリ(Claudia Ferri)とミュージシャンであるニコラ・ラッティ(Nicola Ratti)とのコラボレーションにより開催された展覧会「Like They Were Eternal」の展示作品のイメージと作家ウンベルト・セバスティアーノ(Umberto Sebastiano)による短編で構成されている。
各号のアーティストの選定は、コレクターであり「coleção moraes-barbosa」を主催するペドロ・バルボーザ(Pedro Barbosa)、美術史家のアレックス・ベーコン(Alex Bacon)、ギャラリー「Studio Guenzani」を主宰するクラウディオ・グエンザーニ(Claudio Guenzani)、アーティストであり作曲家、タイポグラファーのミシェル・ロンバルデリ(Michele Lombardelli)、作家であり研究者、インドの「コーチ=ムジリス・ビエンナーレ」の発起人でもあるシュウェタル・アシュヴィン・パテル(Shwetal Ashvin Patel)、コレクターであり学者のクリストフ・シファーリー(Christoph Schifferli)、「homonymous publishing house」のディレクター、ヴァレンティノ・トニーニ(Valentino Tonini)が務める。